WordPressは遅い、重いという噂をよく耳にします。
そのため、WordPressの高速化という情報もたくさん出回っているわけですが、ほんとうにWordPressそのものが遅いのか?ちょっと実験してみました。
今回はWordPressでまったく記事のない状態と4記事だけアップしたもの、22記事アップしたものでスピードを比較しました。
表示スピードに使用したのは、「GTmetrix」と「PageSpeed Insights」です。サイトの表示スピードを計測するのにはどちらも有名なツールですね。
WordPressは遅いという噂は本当っぽい
結果からいうと、噂どうりWordPress本体そのものに表示スピードを遅くする原因があるのではないかという結論に達しました。
実験の方法は記事数が0と4と22で「GTmetrix」と「PageSpeed Insights」の両方で計測。各5回計測して平均値を求めます。
サーバーはさくらインタネットのスタンダードプラン、時間は夕方でした。画像は外部サーバーからの利用で4~5個程度です。動画はありません。
計測の環境で相違がでると思いますが、各記事数での違いや全体像を捕らえる上では十分ではないかと思われます。 その結果が下記の表です。
スピード計測結果
記事数0
記事数が0のときはさすがに評価は悪くはありません。
GTmetrixではAAの評価ですが、表示スピードでみると1.46ということです。昨今、モバイルでの観覧が多くなったせいか、2秒以内と言うのが一つの目安らしいです。
5回中1回、2秒台のばらつきがでたので、こんなものかなという感じです。 PageSpeed Insightsの方は記事数0でモバイルの方に問題がありそうな結果になっています。
記事数4
1.498と何とか1秒台とはいえ、記事数4でこれでは微妙な結果かと思いました。次の測定結果をみるとその予感が的中しているのがわかります。
PageSpeed Insightsの方はパソコン表示の方はなんとかPassed Rulesをキープしたもののかなり数値が落ち込んでいます。
記事数22
GTmetrixで1.986、目安の2秒以内にぎりぎりです。画像や動画を多用しているわけではないのに、22記事でこれはどうでしょうか。
PageSpeed Insightsではこの時点でパソコンの方もConsider Fixingとなってしまいましたね。 これでは2秒台に収めておくには、ミニサイト位しか作成できません。
まとめ
今回の結果ではWordPressの表示スピードが遅いのは本体そのものにあるのはないか?という過程の元に実験してみました。
記事数が多少増えただけで、かなりのスピードダウンです。記事数0の時は合格点と言えますが、数記事公開時点でこの落ち込みはやはりWordPressそのものにも問題があるのかとも思えます。
機会があったら、今後はWordPressの高速化対策について取り上げたいと思っています。